週末10日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、4日続落となり、300ドル以上値下がりしました。
背景にあるのは、IT系スタートアップなどへの融資で知られるアメリカのシリコンバレー銀行の経営破綻です。
FRB(連邦準備制度理事会)の利上げが続き、企業の資金調達が難しくなるなか、顧客からの預金の引き出しが相次いだことが原因とみられます。
アメリカの銀行としてはリーマンショック以降、最大の規模となる今回の破綻。今後の影響について、専門家は、次のように話します。
野村総合研究所 エグゼクティブ・エコノミスト 木内登英氏:「すぐさま銀行全体がバタバタ倒れる状況ではないが、世界的に金融の不安が出てくると、リスクを避けるために円を買うという傾向が出てきますので。円高によって、輸出企業の収益が悪化するということで、アメリカ以上に日本の株が下がりやすくなってくる」
(「グッド!モーニング」2023年3月13日放送分より)
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