APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議が12日、オンライン形式で開かれ、新型コロナで影響を受けた経済の回復に向けた協力強化などを含む首脳宣言が採択されました。
採択された首脳宣言では、新型コロナで影響を受けた経済の回復に向けて公平なワクチンの共有など、各国の連携の強化について明記されたほか、貿易・投資の自由化に向けた2040年までの目標の実施計画がまとめられました。
また、宣言では「地域における経済統合を進める」として、TPP=環太平洋経済連携協定などの動きを支持しました。
TPPを巡っては、9月に中国と台湾が相次いで加盟申請していて、現行の加盟国が名を連ねるAPECでの議論に注目が集まっていました。
会議終了後、議長国ニュージーランドのアーダーン首相は「TPPの高い基準を満たすことを望むのであれば、どの国でも歓迎する」と話しました。
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