NHK党の立花党首(55)はガーシー議員(51)が懲罰に応じなかったことなどの責任を取り、党首を辞任すると表明しました。陳謝を拒否したガーシー議員、国会議員の資格を失う「除名」に向けて検討が進む見通しです。
■ガーシー氏“陳謝拒否”「ペテン師だ」
NHK党・立花孝志党首:「今、帰ると不当な報道をされて捕まって、不当な一方的な報道をされるのは得策ではないだろう。色々な情報の収集・発信を海外からやって、除名になっても次の衆議院参議院にはぜひ出たいと」
ガーシー議員本人とこのように話したと言うNHK党・立花党首。8日が期日となっていた参議院本会議場での陳謝をガーシー議員は欠席し、懲罰に応じませんでした。
尾辻秀久衆院議長:「院内の秩序を乱すものと認め、議員ガーシー君、懲罰事犯の件を懲罰委員会に付託致します」
改めて懲罰委員会で処分が検討されることが決まりました。やはり返ってこなかったガーシー議員に、永田町では…。
参院自民党・ベテラン議員:「だから来ないって言ったろ。ペテン師なんだから。来る来るって時間稼ぎして。除名だよ」
除名に向けたカウントダウンが始まりました。帰国する、しない。その結論は多くの人が予想していたものだったのではないでしょうか。
NHK党・ガーシー参院議員:「もう皆、知っての通り僕は帰国しません。きょう今回、帰らないと決めたことに対してのアンチコメントも僕は一切、無視します。なぜかというと、アンチと話すことはないです。暇ないんでね、そんなね」
前日のライブ配信で宣言した通り、議場での陳謝を欠席したNHK党のガーシー参院議員。
NHK党・浜田聡政調会長:「トルコで起こった地震。これを『どうしても見たい』と。私は一政治家、ガーシー議員のその行動を支持します」
自民党・世耕弘成参院幹事長:「極めて残念。言語道断と言わざるを得ない。『陳謝』より重いのは登院停止と除名しかありません。登院元々されていないわけだから、『除名』が視野に入った調整になってくる」
NHK党・ガーシー参院議員:「別に俺のこと嫌いでもいいしさ、除名したいなら除名してくれてええけど、まずここ助けようや。ちゃんと」
当のガーシー議員は現在もトルコに残り、被災地に救援物資を届けるなどの支援活動をしていると思われます。
■最終的に帰国しなかった理由は…?
これまで何度も帰国すると発言してきたガーシー議員。
NHK党・ガーシー参院議員:「ガーシー劇場を終わらせてええんかって話になってきているわけですよ。自分の中で。(陳謝に)行かんかったら多分終わるんですよ。俺の中で、劇場は。だからガーシー劇場を継続するためには、日本に帰国するという道を選ばなあかんというのがあるのよ。分かる?髪の毛もね、謝罪に行くつもりでちゃんと黒くしました。真っ黒くろすけですよ」
頭髪の色を茶髪から黒髪に変え、国会議員であり続けたいという思いがあるのでしょうか。陳謝動画では胸に議員バッジが付けられています。最終的に帰国しなかった理由は。
NHK党・ガーシー参院議員:「日本に帰るなら最低限の保障とか作戦を練ってから帰らないと。とてもじゃないけど玉砕だけはしたくないから。その道が見つからん限りは俺は日本に帰るという判断はしません」
以前から口にしていた通り、複数の著名人から刑事告訴されていることがやはり、ネックとなったようです。
NHK党・ガーシー参院議員:「不逮捕特権があろうが何も安全ではないです。なので僕は今回帰国しないという選択をしました。現状としていま、何がセーフティーで何がリスキーなのか分かっていないなかで、安易に自分の人生をそれにかけることはできません」
示談など話し合うため、誰が告訴しているのかなどを教えてもらいに8日か9日、弁護士が警視庁に出向くということです。
■「責任をとり」立花氏 党首辞任…党の名前も変更
8日午後4時すぎ、懲罰委員会の理事懇談会が開かれました。除名処分となるのか、新たな処分に向けて動き始めています。
参院懲罰委員会・鈴木宗男委員長:「理事懇談会では次回の委員会は3月14日に行うことを決めました。きょうの段階では処分をどうするという話は出ていません。ただその処分されることは間違いないんですけどね」
ガーシー議員が帰国しなかったことを受け、NHK党は大きな決断をしました。
NHK党・立花孝志党首:「本日付を持ちまして党首を辞任させていただきます」
立花党首は辞任し、新たに大津綾香さんを党首として党の名前も変更すると発表しました。
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