福岡・糸島市にあるJRの踏切近くに設置された防犯カメラ映像。
自転車を押しながら横断歩道を渡る女。
すぐ近くの踏切に向かっていく。
そのまま踏切を渡るのかと思いきや、線路内にとどまった。
すると次の瞬間、押してきた自転車を横倒しにした。
女は、線路内に自転車を置いたまま来た道へ。
車が次々と走る道路を、小走りで横切り、去っていった。
そのおよそ20分後。
踏切に電車が近づいてきた。
線路には、自転車が放置されたまま。
そして、警笛の音に続き、衝撃音が響く。
電車は自転車と衝突。
少し先で停車し、34分間緊急停止したが、衝突によるけが人はいなかった。
この犯行などをめぐり、電汽車往来危険の罪に問われたのが斉藤絢香被告(28)。
6日、福岡地裁で初公判が開かれた。
斉藤被告は、起訴内容について「間違いないか」と問われると、「合ってます」と、弱々しい声で答え、起訴内容を認めた。
冒頭陳述で検察側は、「2022年8月中旬、人間関係や体調が悪く、不安を募らせた」と指摘。
一方、弁護側は冒頭陳述を行わなかった。
わずか15分で終わった初公判。
次回の公判は、4月19日に開かれる予定。
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