【訪日外国人】旅行者数は水際対策緩和後から大幅回復ホテルは人手不足で大変 (2023年3月6日)

日本を訪れる外国人旅行者の現状は、2023年1月の推計値はおよそ150万人でした。新型コロナの水際対策が大幅に緩和された2022年10月から順調に伸びていて、コロナ前の2019年と比べると、およそ56％まで回復しました。

さらに今後、大きく回復する可能性があります。そのカギは2019年に全体の3割を占めていた中国からの旅行者。

現在は4％ほどの回復に留まっていますが、政府は3月1日、中国からの渡航者に対する水際対策を緩和し、入国時の新型コロナの検査対象を全員から5人に1人のサンプル検査に切り替えました。

また日本と中国を結ぶ直行便の発着を成田・羽田・中部・関西の4空港に限定していた措置を解除したんです。

この結果、中国からの旅行者が増えればいよいよインバウンドの本格的な回復に期待がかかりますが、不安要素もあります。旅館やホテルの人手不足です。

帝国データバンクの調査によると、正社員・非正社員が「足りない」と感じている旅館やホテルはコロナ前も多くありました。

2020年にコロナの流行で利用客が減ったため相対的に人手があまり、人手不足と感じる割合は下がりましたが、2021年後半からは右肩上がりに。今年1月には「正社員の人手が足りない」と回答した旅館やホテルは77.8％。非正社員については81.1％で過去最高を記録しました。

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【訪日外国人】旅行者数は水際対策緩和後から大幅回復　ホテルは人手不足で大変 (2023年3月6日)