ロシアのプーチン大統領はウクライナ侵攻後初めてとなる年次教書演説を行い、「ロシアを打ち負かすことは不可能だ」と述べ、侵攻を継続する姿勢を強調しました。
ロシア プーチン大統領
「我々に立ちはだかる課題を一歩一歩、一貫して解決し続けていく」
プーチン大統領は21日、およそ2時間にわたり年次教書演説を行いました。
その中でプーチン氏は「ロシアへの脅威を排除するため特別軍事作戦を開始した」、「戦争を引き起こしたのは西側で、我々はそれを止めようとしている」などと主張し、侵攻を改めて正当化しました。
そのうえで「一歩ずつ課題を解決していく」、「戦場でロシアを打ち負かすのは不可能だ」と述べ、侵攻を継続する姿勢を強調しました。
また、プーチン氏はアメリカとの間に唯一残る核軍縮の枠組み「新START」=新戦略兵器削減条約について履行を停止すると一方的に表明。ウクライナへの軍事支援を強化するアメリカを強くけん制しました。
さらに欧米の制裁にもかかわらず「ロシア経済は強固だ」と指摘。来年3月の大統領選は予定通り実施されるとも述べ、侵攻のさらなる長期化に向け国民に団結を訴えました。
こうした中、中国の外交トップ・王毅共産党政治局員が21日、モスクワを訪問し、プーチン氏側近のパトルシェフ安全保障会議書記と会談しました。
インタファクス通信によりますと、パトルシェフ氏は会談で、「西側がロシアと中国の封じ込めを図っており、国際舞台で両国の協力を深める必要がある」と述べたということです。
一方、ペスコフ大統領報道官は、プーチン氏と王毅氏の面会について「可能性は排除しない」と述べています。
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