医療制度の変更に反対する大規模なデモが発生した中国・武漢市では、活動の拡大を阻止しようとする中国当局が厳戒態勢を敷いています。
武漢市では15日、政府の医療制度改革に抗議するデモが行われました。
デモがあった市内の公園には朝から数百人の警備員が配置され、街は物々しい雰囲気となりました。
中国当局は今回の制度変更で病院で問診を受ける際、市民が負担する金額が減るなど「長期的には国民の利益になる」と説明していますが、個人負担で医薬品を購入している高齢者のなかには月々に使える補助金が半減する人もいることから、反発が広がっています。
中国人男性:「仮に風邪をひいたら、数十元(数百円)で薬を買えばそれで治る。(健康に問題ない人が)皆、病院にいったらどうなるんだ!」
制度の変更は中国全土で行われていて、新たな制度に反発するデモは武漢以外でも発生するなど波紋が広がっています。
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