占い師が主催する運気を上げる集会に参加した40代の女性が、クッキーを食べて体調不良に。
原因はクッキーに入っていた大麻だった。
きらびやかなカチューシャを着け、笑顔で写真に収まる女。
大麻取締法違反の疑いで逮捕された、兵庫・芦屋市の占い師・川村麻理子容疑者(68)。
2022年12月、京都市伏見区の仲居業・池上ひろみ容疑者(49)から、大麻クッキー8個を譲り受けた疑いが持たれている。
警察が押収した8個の大麻クッキー。
そのうちの1つを見ると、緑色のデコボコした表面の奥にナッツのようなものが入っているように見える。
見た目では、大麻の成分が入っているかどうかわからない。
警察によると2022年12月、川村容疑者は「運気を上げる集会」を主催。
その参加者25人に、大麻の成分が入ったクッキーを配ったとみられている。
この集会に参加した40代の女性が体調不良を訴え病院に運ばれ、検査により大麻の成分が検出されたことで、今回の事態が発覚した。
女性が「集会でクッキーを食べた」と話したことから、警察が川村容疑者の自宅などを捜索したところ、冷蔵庫から大麻クッキーと大麻草が見つかったという。
女性のほかに、クッキーを食べた人がいるかなどはわかっていない。
川村容疑者を知る人は「大麻と副作用の強い何かを人に配っている話を聞いた」と話した。
誤って大麻の成分が入ったクッキーを食べてしまった場合、体調にどのような影響が出るのか、医師に話を聞いた。
いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長「酔ったような状態と肝臓に負担がかかる。吐き気、場合によっては嘔吐、神経障害として、けいれんなどが起こる」
警察の調べに、川村容疑者は「池上容疑者から譲り受けた」と話し、容疑を認めている。
一方、大麻入りクッキーを川村容疑者に渡した疑いで逮捕された池上容疑者は、「クッキーを贈った記憶はあるが、大麻クッキーだという記憶はない」と容疑を否認している。
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