下益城郡美里町の水力発電所に発電用の水を送る「導水路」の内部点検の様子が報道陣に公開されました。
九州電力が公開したのは美里町で1922年・大正11年から約100年にわたり
発電している大井早発電所の点検の様子です。
点検作業は、緑川などから取水した水を発電所まで送る約4.2キロの「導水路」の水を抜き3年に1回行われるものです。
作業では、九州電力の社員が「導水路」を歩きながらテストハンマーなどの道具を使って100年前から残る石積みの壁にひびわれや空洞ができていないかなどを確認していました。
15日の作業では異常は見つからなかったということです。
九州電力は、「先人たちから受け継いできた施設をきちんと点検し後世につなげたい」と話していました。