「ルフィ」を名乗る指示役による一連の強盗事件に関与したとみられる、渡辺優樹容疑者(38)が、フィリピンだけではなく、タイでも特殊詐欺に関与した疑いがあることがわかった。
渡辺容疑者がリーダー格の特殊詐欺グループのメンバー36人は、2019年にフィリピンで摘発されているが、渡辺容疑者は摘発を逃れ、その後も拠点を変え、別のメンバーと特殊詐欺を繰り返していたとみられている。
捜査関係者によると、渡辺容疑者が2017年ごろ、タイに滞在していたことが出入国の記録から明らかになり、タイにも特殊詐欺の拠点を構えていた可能性があるという。
警視庁は、渡辺容疑者が東南アジアで拠点を変えながら特殊詐欺を繰り返したとみて、強盗事件への関与を含め、実態解明を進めている。
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