宮城県はメタボリックシンドロームと、その予備軍の割合が13年連続で全国ワースト3位以内となってるんです。こうした中、食育や健康づくりに積極的に取り組んでいる企業や団体が、2月2日、県から表彰を受けました。
2月2日、宮城県庁で行われた「スマートみやぎ健康づくり表彰」。これは食育や健康づくりについて積極的に活動した県内の企業や団体を表彰するもので、県が2016年から続けています。
今年度の企業部門を受賞した、婦人服の製造を手がける白石ポリテックス工業。なぜ、今回活動が認められたのか。蔵王町の本社を訪ねてみると…。
堤勇高 アナウンサー
「健康に関する取り組みの一環として、こちらの企業ではこのような健康インフォメーションと題した掲示板を設置して、健康に関する情報を掲示しています」
企業が一体となって取り組む健康づくり。始めたきっかけは企業を支える女性の存在でした。
白石ポリテックス工業 會田幸一郎 社長
「弊社は女性が8割を占める会社です。女性が仕事と家庭を両立しながら働きやすい環境づくり、その意味で健康経営ということに取り組み始めました」
健康経営とは健康管理を個人任せにせず、企業が積極的に関与することで、生産性向上を図る取り組みです。白石ポリテックス工業は体の健康はもちろん、ワークライフバランスも健康経営を推進するうえで重視。女性の働きやすい職場環境を整えるため、10年ほど前から産休と育休の充実に取り組んできました。
白石ポリテックス工業 佐藤奈都美さん
「健康診断の後にも体調管理の面談もあり、とても助かっています」
白石ポリテックス工業では、今後も企業の発展とともに健康づくりの活動を続けていきたいとしています。
白石ポリテックス工業 清水朋弥 工場長
「健康経営が良いモノづくりに影響していると思う」