ウクライナへの支援をめぐり激しくなっている、デヴィ夫人と鈴木宗男議員らの対立。
ウクライナから帰国したデヴィ夫人が今回、FNNの単独インタビューに応じた。
デヴィ夫人「森元首相と鈴木宗男氏は何を思っているのか。老害ですね、愚かですね」
宗男氏らを「愚か」と切って捨てたデヴィ夫人。
この対立は、ロシアに一定の理解を示し、ウクライナへの支援に疑問を呈した森元首相と鈴木宗男議員を、デヴィ夫人がツイッターで「老害」などと批判したのがきっかけだった。
これに対し、宗男氏は30日に猛反発し、「デヴィさんにね、あなたが老害じゃないですかと。今、ウクライナが善だ、ロシアが悪だという竹を割ったような論調になっているが、けんかには元々何が原因かという、その元があるのではないのでしょうか」と反論した。
宗男氏のデヴィ夫人批判さらに。
鈴木宗男氏「歴史の勉強は、あなたよりもわたしがしているということ。一般的な外交に立ち会っていない人とは訳が違うということを、わたしはきちっと説明したいと思います」
「歴史の勉強は自分のほうがしている」と話す宗男氏。
これにデヴィ夫人は30日夜、真っ向から反論した。
デヴィ夫人「プーチンさんの理由、本当にこじつけですし、彼がなんと言おうと、彼が言っている理由は正当化できないですよ。本当に歴史の勉強をしているんだったらば、プーチンさんの方がおかしい、ということに気がつかないと」
元首相と外交通のベテランを、「世界情勢がわかっていない」と断じた。
デヴィ夫人は、日本政府が退避勧告を出しているウクライナに入り、虐殺があった街などを訪問。
支援物資を届けたが、そこで見た光景が、ロシアに理解を示す政治家への怒りにつながっているよう。
デヴィ夫人「ブチャというところで大殺りくがあって、車ごと焼かれた人たちがたくさんいるわけですよね。その車の横腹にひまわりの絵がいっぱい描いてあったんですね。ウクライナが負けるようなことがあったら、もう民主主義の墓場になってしまう。(宗男氏らは)恥を知れですね」
デヴィ夫人は、「日本政府は、ウクライナをもっと積極的に支援すべきだ」と訴えた。
デヴィ夫人「岸田首相が、一生懸命米国と肩を並べてウクライナを応援しようとしてますよね。ドイツも戦車を送る、フランスもする、英国もするという中で、森元首相と鈴木宗男氏は何を思っているのかと思います。老害ですね。日本がどういうふうにあるべきか、どういうことをするべきかというのを、もっと真面目に考えるべきだと思いますね」
デヴィ夫人は、「今後、ウクライナに食料や支援金を送りたい」と話している。
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