10年に一度のレベルの非常に強い寒波が日本列島に迫っていて、週明けは猛吹雪など大荒れになる恐れがあります。雪に慣れている北海道の人たちも、この強烈寒波への備えを始めています。
10年に一度レベルの強烈な寒波が目前に迫っています。激しく降りしきる雪で視界が真っ白に。札幌市では、20日の夜から雪が降り続き、新たに15センチ以上、積もりました。積雪は今シーズン最大となる67センチを観測。人々は雪に足を取られ、なかなか進めません。
市街地の歩道がまるで山間の豪雪地帯のように。4日前には、歩行者がすんなりと歩けていました。しかし、21日は雪に慣れているはずの札幌市民もお手上げ。除雪に追われる男性は御年82歳です。
朝から雪かき:「大変、一気に降ったので。もううんざり、雪はいらない」
札幌は最高気温がマイナス2.8℃で真冬日に。住宅地では、朝から家族総出で雪かきに追われていました。
2歳:「よいしょ。あれ?うーん。重い」
7歳:「お父さんが雪いっぱい降るから一緒にやろうねって約束して。1時間、2時間くらいは頑張りたい」
札幌よりも雪が降ったのは、観光地・小樽です。真冬日の寒さで、観光名所の小樽運河は白銀の世界に。
大阪からの観光客:「(雪が)想像していた以上。もう少しマシだと思っていた」
一晩で20センチ以上も積もり、雪捨て場には21日もダンプカーが殺到。自宅の屋根に積もった雪を捨てに来た男性は。
雪を捨てに来た人:「まだ、何回か捨てに来る」「(Q.あと何往復くらい?)半分くらいいったのであと2、3回。来週すごく、また降るというので」
週明けの強烈な寒波に備え、人々は今できることを懸命に進めています。小樽市内のスーパーでも。山積みになっているカップ麺、20日は予想外の売れ行きで21日朝、補充するまでは品薄状態だったということです。
カップ麺を買う人:「保存食として取って置きたい、安かったから。大雪なので」
ラッキー朝里店・長谷川彰朗店長:「お客様が期限の長い食品を買う傾向。先週10日に一度、大雪が降って災害の意識が高まった」
今月10日には大雪の影響で立ち往生が発生。小樽と札幌を結ぶ国道でスリップ事故が起き、一時、通行止めに。
10年に一度レベルの非常に強い寒波は来週24日から26日にかけ、日本列島を覆い、北海道から九州の日本海側を中心に大雪になる恐れがあります。
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