アメリカのＦＲＢ＝連邦準備制度理事会は18日、全米12地区の連銀経済報告＝ベージュブックを公表し、アメリカ国内の経済活動が「ほぼ横ばい」だったとして前回の報告より景況判断を引き下げました。報告では、去年末から年始にかけてのアメリカ国内の経済活動について「比較的変わっていない」との見解を示し、去年11月に公表した「横ばいか幾分拡大した」との判断から引き下げました。また、全体の景況判断に関して「調査先は全体として今後数ヵ月はほぼ成長しないと予想している」と指摘しました。個人消費については、一部の小売業者から、「特に低所得・中所得世帯において高いインフレが消費者の購買力を引き続き低下させている」との声が出たとしています。一方、ＦＲＢのパウエル議長が新型コロナに感染したことがわかりました。症状は軽く、自宅で職務を続けているということです。
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