千葉県南房総市の水産会社で有毒部分が処理されていないフグが販売されていて、県が回収などの指導を行いました。売られたフグによる健康被害は、確認されていないということです。
6日午後4時半ごろ、南房総市のとみうらマート物産館内の「有限会社みのや総合水産」で「皮やヒレなどが除去されていない丸フグが販売されている」と一般の人から保健所に連絡がありました。
保健所が調査したところ、有毒部分が処理されていないフグが販売されているのを確認しました。
県によりますと、この会社は有毒部分の除去をしたものでなければ食用として販売してはならないという県の「フグの取り扱い等に関する条例」に違反しているということです。
県は、この会社に対してフグを回収するなどの指導を行いました。
売られていたのは「コガネフグ」で、近隣の市場から購入し、小さいものは20円程度で去年9月ごろから販売していたということです。
また、この会社は県の調べに対して「売ってはいけないことを知らなかった」「安くておいしいので売っていた」などと話しているということです。
これまでにこのフグによる健康被害は報告されていません。
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