アメリカ・ラスベガスで5日に開幕する世界最大規模のテクノロジーの見本市「CES」。3年ぶりとなる、ほぼ通常通りの開催で目をひいたのは「仮想空間」です。
新型コロナワクチンの接種証明が不要となるなど、3年ぶりにほぼ通常通りの形式で開催されるCES。展示面積は去年より70%増え、3100社以上が出展する予定で、3日からは一足早く、およそ180社がメディア向けに製品を公開しました。
今年も目をひくのは仮想空間メタバースや、仮想現実=VRに関連した展示です。
日本の大学生が起業した、こちらのスタートアップ企業のグローブを使うと、指の動きを一本一本忠実に再現することができます。
さらに、ゴーグルを被ると…
記者
「ここにある青のペン握ります。今握ってるんですが、距離感とか感覚そのままですね。ホワイトボードに書いてみます」
ペンでホワイトボードに文字を書くと、センサーによってそれぞれの指の位置を正確に追跡できることから文字の癖まで再現できます。
Diver―X 迫田大翔CEO
「今回このグローブを一般のVRゲームで使っていただけるように、低価格、だいたい6万円くらいで製造することに成功していて」
また、これまでのVRとは違い、両手が開いているため没入感を高めることができ、すでに大学の医学部では手術の実習などで活用されていると言うことです。
去年の倍以上、10万人の来場者を見込む今年のCESですが、ここでも中国での感染急拡大の影響で、中国から1~4日までに到着した人に対しては48時間以内の陰性証明の提示を求めることにしています。
CESは世界的な景気の減速が懸念される中、明るい話題となるでしょうか。
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