いま、アメリカで人気が爆発的に広がっているスポーツ、ご存知でしょうか。「ピックルボール」という球技ですが、どんなスポーツなのか記者が体験しました。
ロサンゼルスにあるテニスセンターでは、最近、ある異変が起きていました。
記者
「テニスコート1つ分のスペースを使って、大勢の人たちが別のスポーツをプレイしています」
このスポーツ、ルールはテニスとほぼ同じですが、「ピックルボール」と言います。
実はいま、アメリカで人気が爆発していて、競技人口はおよそ500万人、増加率は2年連続ナンバーワンです。ビル・ゲイツさんやレオナルド・ディカプリオさんらも愛好家として知られています。
卓球のラケットよりひとまわり大きい「パドル」とプラスチック製の穴のあいたボールを使い、コートはバドミントンと同じ広さです。
1960年代発祥のこのスポーツがいま、急激に広がっているのにはワケが…
ピックルボール愛好家
「高齢者だってプレーできるわ、83歳の私も20歳を相手にプレーできるの」
「バーに行くような感覚で、気軽に運動しに来ている感じだよね」
コロナ禍で人と会うことが少なくなった中、年齢や性別、経験を問わず誰でも楽しめる「気軽なスポーツ」として人気となっているのです。
インストラクター
「ボールから目を離さないこと、これが一番大事。準備はいいかい?」
テニス経験がほとんどない記者も体験してみました。
記者
「意外と飛ばない!」
腕全体を使うのがポイントで、10分も練習するとラリーができるようになりました。
記者
「ちゃんとコートの中に(ボールを)返せます」
ボールを捉える面が大きいため慣れるのは簡単ですが…。
インストラクター
「いいねー、よかったよ」
記者
「コートは小さくてあまり走り回らないんですけど、息切れてます」
4か月前に始めて、いまや毎日練習に通うほど夢中になっている人も。
ピックルボール歴4か月 ナッティ・レッドフォードさん
「テニスから完全に乗り換えた感じね、ピックルボールは私の生き甲斐です」
プロリーグまで存在し、ゆくゆくはオリンピック種目を目指しているというピックルボール。2023年、日本にもブームがやってくるかもしれません。
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