『政治とカネ』をめぐる疑惑などで、国会で追及されていた秋葉復興大臣について、岸田総理は27日に交代させる考えです。事実上の更迭となります。
26日午前に取材に応じた岸田総理は、こう述べました。
岸田総理：「いま言えることは、来年の通常国会に向けて、しっかり準備を進めていかなければならない。それに尽きると思います」
秋葉大臣は、週末には、地元で国政報告会を開く予定でしたが、突如、中止となりました。その理由を聞きました。
秋葉大臣の秘書：「（Q．中止になった理由は）何もお答えできることはない」
秋葉大臣は26日夜、記者の問いには答えませんでした。
また、差別的な発言や投稿を繰り返し、その一部を撤回、謝罪した杉田総務政務官についても、交代する方向で検討が進められています。
山際氏、葉梨氏、寺田氏と、8月の内閣改造からすでに3人の大臣が辞任しています。今回の更迭、なぜこのタイミングだったのでしょうか。
官邸関係者：「この間の国会は乗り切りましたけど、来年の通常国会でまた追及が続くことを考えると、厳しいんじゃないですかね」
立憲民主党・安住淳国対委員長：「仏の顔も三度までと言いますけど、4人目というのは、さすがに総理自身の責任が問われる。本来であれば、総辞職しないといけないような話」
共産党・小池晃書記局長：「秋葉大臣は大臣の資格がないし、杉田水脈総務政務官は、政務3役、政務官の資格は、全くないということは明らか。更迭は当然だと思いますが、あまりに遅すぎる。一体、何をやってきたんだ」
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