室蘭市の住宅街で水道水から発がん性物質が検出された問題で18日開かれた住民説明会で市長が対応の遅さを陳謝しました。
本文 ■室蘭市・青山剛市長「初動の対応の遅さから皆さん方に大変心配される水を供給したこと心からお詫びを申し上げます。」
この問題は室蘭市高砂町のガソリンスタンドからガソリンが地中に漏れ周辺の19世帯の水道水から国の基準値を上回る発がん性物質「ベンゼン」が検出されたものです。
住民の健康調査では4人がベンゼンを体内に取り込んだ可能性が高くさらに1人が慢性骨髄性白血病を患っていたことがわかっています。
およそ20人の住民が参加したこの説明会では室蘭市が油の臭いを確認していたにもかかわらず1カ月以上も水質調査を行わなかったことについて批判の声が相次ぎました。
■男性参加者:「臭いが分かった時点で、お宅はプロなんだから、この水が飲めるか飲めないぐらい分かるでしょ。1カ月以上かかっているんですよ。その間、私たちは黙って、煮炊き、風呂に使っていましたよ。」
■女性参加者:「猫を飼っていた。ある時期から全く水を飲まなくなって/猫が臭いのを感じて飲まなかったんだなって、この問題が起きてから感じるようになった。
市長はもう私たちの気持ちに寄り添うというのではなくて、重く重く受け止めてほしい。
これを受けて室蘭市は対象となる世帯に10年分の水道料金あわせておよそ500万円を「謝罪金」として返還する考えを示したほか来年1月にも2回目の健康調査を実施するとしています。▼HTB北海道ニュース 公式サイト
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