岸田首相が防衛費の増額に伴い、増税を検討していることについて、高市経済安保相は岸田首相に直接、異論を唱えたことを明らかにしました。
高市経済安保相は12日夜開かれた閣僚懇談会の席で、岸田首相と直接、10分間話し、増税の指示を出す時期について、自らの考えとは違うことを伝えたということです。
高市経済安保相「見解が違っていたのは、財源検討の指示のタイミングの問題でございました」
高市経済安保相は防衛費をめぐる増税について、岸田首相と「安定財源が必要という点では同じ認識を持てた」とする一方、増税の指示を出す時期について、岸田首相に対し「賃上げがされているか、来年の春闘をみてからにすべきだった」と直接、異論を唱えたということです。
高市経済安保相「私は閣議決定したものに反したわけではございません。閣議決定に反したということでしたら、辞表を出してから言えというお声をいただいていることも承知しておりますけれども、間違ったことを申し上げているという考え方はございません。罷免をされるということであれば、それはそれで仕方がないと」
高市経済安保相は増税を閣議決定する前なので、異論を唱えることも問題はないとの認識を示しました。
一方、岸田首相は13日の自民党役員会で「責任ある財源を考えて対応すべきものだ」と増税策の検討を指示しました。
閣僚や自民党内からも反発する声がある中、政府与党は今週16日にも来年度の税制改正大綱を取りまとめる考えです。
(2022年12月13日放送)
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