まるでSF映画のよう…夜空を駆ける“光る丸い物体”「火球」とは?関西各地で観測(2021年11月11日)

まるでSF映画のよう…夜空を駆ける“光る丸い物体”「火球」とは?関西各地で観測(2021年11月11日)

11月10日の夜、関西各地の空で『光る物体』が目撃されました。はたしてその正体は?

 11月10日の午後11時16分ごろ、兵庫県の明石海峡大橋近くで撮影された映像に、雲の隙間から明るく光った後、色を変えながら移動していく丸い物体が映っていました。まるでSF映画のような映像です。

 さらにドライブレコーダーに撮影された映像には、丸い物体が光りながら落ちていく様子が映っていました。他に京都府の舞鶴市や徳島空港、さらに和歌山県串本町でも空が明るくなるほど強い光を放つなど、10日の夜は各地で光る物体の目撃情報が相次ぎました。

 光る丸い物体は隕石なのか?それともUFOなのか?明石市立天文科学館の井上毅館長に聞きました。

 (明石市立天文科学館 井上毅館長)
 「火球だと思いますね。(火球は)非常に明るい流れ星なんですね。その正体というのは、小惑星のかけらや、ほうき星のかけらだったりするんですけれども。宇宙から地球に飛び込んできまして、明るく光ると。隕石落下の報告はありませんので、太平洋の方に飛んで行ったのか、途中で燃え尽きたのか。どちらかだと思いますね」

 井上館長によりますと、11月中旬は「おうし座流星群」がピークを迎え、今後も天気が良い日は、火球が現れる可能性があるということです。

 秋の夜長、見上げた空に思わぬ発見があるかもしれません。

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