29日夕方、東京都立大学で、社会学者の宮台真司さん(63)が首などを切り付けられ重傷となる事件が起きた。犯人は逃走中で、警視庁は行方を追っている。
■研究室持つ教授 メディアでも発言行う
学生:「学内に放送が出て、不審者が出たので、身の安全を確保して下さいみたいな。それで知った」「(Q.放送は何時くらい?)5限なので(午後)4時半とか5時とか」「パトカーと救急車の音が聞こえて。ただごとじゃないなと思った」
29日午後4時半前、東京都立大学の南大沢キャンパスで、男性の首が切られたと110番通報があった。
何者かに切り付けられたのは、宮台さんだ。東京都立大学で研究室を持つ教授であり、メディアでも発言を行う社会学者だ。
宮台教授:「議論をすることに意味があるのは条件があって、それは合意形成を目指している時だよね。それ以外の議論は、基本的に意味がない」
■待ち伏せして襲ったか…犯人は逃走中
事件現場は研究室から数百メートルの場所で、警察によると、宮台さんは後ろから殴られ、刃物のようなもので首を切られたという。
体には複数の傷があり、命に別状はないものの重傷だという。
事件発生の数分前まで宮台さんと一緒にいたという学生は、こう話す。
事件直前に一緒にいた学生:「帰り道で大学構内を警察官が走っていたので、もしかしたら宮台先生じゃないかと思った。色んな社会問題に対して臆せずに議論をする方なので、恨みを買う部分はあったと思う。背後からの犯行は許し難い」
現場から逃走した男の特徴は、年齢が20代から30代、身長は180センチくらいで、短髪に上下黒色の服を着ていたという。
警察は、宮台さんを待ち伏せして襲ったとみて、男の行方を追っている。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年11月30日放送分より)
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