岸田総理は去年の衆院選で提出した収支報告書に、ただし書きのない空白の領収書が98枚あったことを認め、再発防止を事務所に指示したことを明らかにしました。
岸田総理
「添付書類の記載に一部不十分な点があったことについて、今後このようなことがないように、事務所に対して指示を出したところであります」
岸田総理は、去年の衆院選で広島県の選挙管理委員会に提出した自らの陣営の選挙運動費用収支報告書について、出納責任者の確認漏れにより、ただし書きなど一部不記載の領収書があったと明らかにしました。
岸田事務所によると、ただし書きのない領収書は全部で98枚だったということで、岸田総理は、不備のあった領収書の総額や内容は「確認する」とした上で、事務所に再発防止を指示しました。
一方、野党側が追及を強めているのが、政治資金の疑惑が次々と明らかになっている秋葉復興大臣です。
秋葉大臣の義理の兄が代表を務めていた政治団体には、2017年に秋葉氏の政党支部から600万円寄付されているものの、実態がなかったのではないかと疑惑の目が向けられています。
秋葉復興大臣
「2年前に解散されている団体のことですから。事実として表札もあって事務所を設置していたというふうに元代表者からは伺っている」
実際行ってみると、そこは都内の一軒家。秋葉大臣は、「光熱費を含めた相応の家賃を払っていると聞いていた」と話しますが、その家に住む義理の兄の父親に話を聞くと…
Q.息子さんから家賃支払いの実態はあったか?
秋葉大臣の義兄の父
「ないないないない」
Q.まったくなかった?
秋葉大臣の義兄の父
「金をもらったとか、なんだとかって言ったけど、金ももらえもしないし、なにもないしね」
話が食い違うものの、秋葉大臣は「私が代表を務める団体ではないので私に調査指揮、権限は全くない」と強調しています。
秋葉大臣はこのほかにも、去年の衆議院選挙において、公設秘書が報酬を受け取って選挙運動をしていた公職選挙法違反の疑いがあると一部の週刊誌が報じていて、野党の攻勢は強まるばかりです。
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