JR沼津駅(静岡県沼津市)周辺の鉄道高架事業の前提となる新貨物ターミナルの着工から10か月。JR貨物は整備が進む現地の様子を報道陣に公開しました。
<JR貨物の現場説明>
「調整池ののり面がありますが、この緑の形で最終形です」
JR貨物が公開したのは、鉄道の高架化事業に伴い、沼津市原地区に移転する新貨物ターミナルの用地です。2022年1月から工事が進められています。沼津市が工事を担当する調整池は、今年度中に完成予定で、地面の掘削が終わり、形がほぼ出来上がっています。
移転する新貨物ターミナルは広さおよそ11.8ha、延長およそ2.1km。本線上の貨物列車から直接コンテナを積み下ろしできる方式を採用します。工事では、調整池の場所から古墳が出土しましたが、沼津市が池の深さや形状を変更して、貯水機能に問題のない形で古墳を残すことにしたということです。
<JR貨物 花岡俊樹東海支社長>
「新しい沼津貨物駅ができることによって、社会的に問題となっているカーボンニュートラルや労働力不足について、鉄道貨物輸送のサービスを静岡県東部の企業や地域の暮らしのためにお役に立てると期待している」
JR貨物は、来年度から鉄道施設の工事に着手し、新貨物ターミナルは2027年度中に開業する予定です。
#LIVEしずおか 11月21日放送