【辞任ドミノ】寺田氏“更迭”また政治とカネ 「どうしようもない」地元広島で怒り(2022年11月21日)

【辞任ドミノ】寺田氏“更迭”また政治とカネ 「どうしようもない」地元広島で怒り(2022年11月21日)

 1カ月足らずで3人の閣僚が交代する異例の「辞任ドミノ」に与党内からも岸田総理の判断を疑問視する声が出ています。政治とカネの問題で更迭された寺田前大臣の地元・広島では「情けない」などと怒りの声が上がっています。

 21日朝、記者の前に現れた岸田総理。その一言目から「驚きの言葉」が…。

 岸田文雄総理大臣:「きのう辞任した『タケダ大臣』の…失礼、寺田大臣の後任は…」

 なんと、渦中の寺田大臣の名前を間違ってしまうハプニング。

 思えばこの1カ月、閣僚3人がドミノ辞任したうえ、国会に加えてハードな外交日程までこなしてきた岸田総理。疲れが相当たまっていたのでしょうか。

 総理はこの後、後任・松本剛明総務大臣の認証式、そして国会に出席…。

 岸田文雄総理大臣:「また先日タケダ…あ、失礼。寺田大臣から。国会開会中に大臣が辞任する事態となったことは誠に遺憾であり、私自身、任命責任を重く受け止めております」

 今回の辞任劇に、地元は…。

 70代男性:「(Q.きのう、寺田…)遅かったですよね。岸田さんもつまらないからね。どうしようもないですよね、あの人は!」

 30代男性:「仲の良い感じだったとは思うので、どうしても遅かったかなと思いますね」

 同じ広島県選出で同じ派閥。近い人物だっただけに地元では総理にまで批判が…。そして、口々に出るのは「あるキーワード」。

 70代男性:「『河井さん』の時からそうでしょ」

 自民党広島県連・中本隆志会長代理:「我々広島県連は『河井事件』によって様々な体験をしてきたところでありまして」

 地元が恐れる「河井事件」のトラウマ…。2019年7月の参院選広島選挙区を巡る河井夫妻による大規模買収事件です。

 「政治とカネの問題」について検証を行い、信頼回復に向かっていた矢先のことに自民党もショックを隠し切れません。

 自民党広島県連・中本隆志会長代理:「広島県連においては皆襟を正して、今やそういったことからほど遠い政治活動をしている。(寺田前大臣は)ホントに情けない!」

 辞任したことで、「今後の説明責任」に関して寺田前大臣本人は…。

 寺田稔前総務大臣:「少なくとも今まで私が説明してきたことは何も嘘偽りはありませんし、しっかりと説明をさせて頂きました」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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