住民の避難で街が空っぽになったウクライナ南部の激戦地ヘルソンをめぐって、新たな動きが。
ロシアのショイグ国防相が、ついに「軍隊の撤退を進めなさい」と命令を出した。
ウクライナ軍の激しい反撃を受け、ロシア軍はヘルソンから撤退することを決定。
一方的に併合してからわずか1カ月余りで手放すことになり、プーチン政権にとっても大きな打撃。
その同じタイミングで衝撃的なニュースが入った。
ヘルソンの住民避難を進めていた親ロシア派幹部が、突然、死亡したという。
原因は交通事故とされているが、この人物は10月、ショイグ国防相を批判するコメントを出していた。
戦場で成果を上げるウクライナだが、市民は電力不足と戦っている。
次々と攻撃されたエネルギー施設など。
寒さの厳しい冬に暖房が使えないという家族は、「家の中を動き回って体を暖めています」と話した。
夜になると街は真っ暗に。
信号の動いていない道を車が走っていく。
首都キーウのバーでは…。
キーウ在住 オレクサンドル・ロディネンコさん「キーウでは電気が止められてしまいましたが、街全体が今まで通りの生活をしようとしています」
コーヒー店では、手で豆をひき、サイホンで入れるために時間がかかるが、人々は我慢強く順番を待っている。
ゼレンスキー大統領は8日、キーウなどでおよそ400万人が電気を使えない状態だと明かしている。
生活の中で戦いは続く。
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