韓国・ソウルの繁華街・梨泰院(イテウォン)で日本人2人を含む156人が死亡した事故から、11月5日で1週間。
ソウル中心部では、警察などの対応への批判から、大規模な抗議集会が開かれている。
現場から、FNNソウル支局の熱海吉和記者が中継でお伝えする。
抗議集会はソウルの中心部で開かれていて、多くの人で道が埋め尽くされている。
参加者は「退陣だ、追悼だ」などとするメッセージを掲げて、政権を批判している。
事故から1週間となった5日も、事故現場近くの献花スペースには犠牲者を悼む多くの人の姿があった。
添えられた花やメッセージは日に日に増え、道路にまであふれかえっている。
今回の事故をめぐっては、警察内の連絡のずさんさや、違法建築を放置した行政の不手際が次々と明らかになっていて、批判が高まっている。
デモ参加者「セウォル号沈没事故があったが、またこんな惨事が繰り返されたことに怒りがこみ上げる。責任者たちが処罰を受けることが当然」
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、「事故対応を政権の最優先課題」として対応にあたっているが、政府も含め、国民の不満は収まりそうにないのが現状。
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