ハロウィーンのイベントでにぎわっていた韓国・ソウルの繁華街で29日夜、大勢の人が折り重なるように次々と倒れ、これまでに149人が死亡し、150人がけがをしました。韓国から報告です。
(井上敦記者報告)
事故は幅4メートルほどの坂道で起こりました。今も規制線が張られて時折、警察が照明をたいて巻き尺などで地面を調べているのが確認できます。
発生の一報で駆け付けた時には、まだ多くの人が地面に横たわっていて、頭まで毛布を掛けられた人や心臓マッサージを受けている人もいました。
周囲には、ぼうぜんと座り込む人や泣き叫ぶ人の姿もあり、騒然とした状況でした。
韓国消防によりますと、29日午後10時24分ごろ、梨泰院(イテウォン)駅前のホテル付近で「人が次々と押し倒され、呼吸困難者が出た」という通報が数十件入ったということです。
当時、周辺にはハロウィーンを楽しむ人が数万人、集まっていたとみられています。
また、一部韓国メディアは現場付近の飲食店に有名人が現れ、一目見ようと多くの人が集まったことが原因ではないかと報じています。
これまでに149人が死亡し、150人がけがをしたということです。
日本大使館によりますと、今のところ日本人の被害の情報というのは入っていないということです。
消防は今後、さらに死者が増える可能性もあるとしていて、警察が詳しい状況を調べています。
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