韓国・ソウルの繁華街、梨泰院(イテウォン)で29日夜、ハロウィーン前に折り重なるように倒れた事故で、死者はこれまでに151人にのぼり、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が事故現場を訪れた。
ソウルから、熱海吉和特派員が中継でお伝えする。
狭い路地で起きた、230人余りが死傷した痛ましい事故から、およそ13時間がたった。
現場は依然として封鎖されていて、日本時間30日午前、尹大統領が視察に訪れた。
地元消防によると、29日午後10時過ぎ、路地にハロウィーンに参加する人々が密集する中、転倒事故が起きた。
最新の情報では、死者は151人、けが人も82人に増えている。
死亡者のうち19人が外国人で、日本人の被害者は確認されていないという。
死傷者の多くは、10代から20代の若者だった。
尹大統領は30日朝、国民向けの談話を発表し、「ソウルの真ん中で起きてはならない悲劇と惨劇が起きた」として、「政府は、きょうから事故への対応が一段落するまで、国家哀悼期間と定め、国政の最優先順位を本件事故の収拾と対応措置に置きます」と述べた。
尹大統領はその後、事故現場を訪れ、事故状況の説明を受けた。
韓国では、2014年のセウォル号沈没事故以来の大規模な死亡事故となった。
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