最新のテクノロジーの力で、高齢者の暮らしやすさを追求した『シニアテックマンション』。
シーラディべロップメント本部・安齋成美チーフ:「高齢者の方々が抱える問題をテクノロジーの力を使って解決しようというのがシニアテックマンションになります」
2年前にスタートしたこちらのサービス。中古の分譲マンションの一室を高齢者向けに完全バリアフリーの部屋へリノベーション。最新の介護用ベッドをはじめ、さまざまな暮らしやすさが充実しています。シニアテックマンションのなかでも人気なのが“見守りサービス”です。
シーラディべロップメント本部・安齋成美チーフ:「お部屋の中の複数箇所にセンサーがついていて、お部屋の在室状況とか、室温を感知するセンサーがついています」
玄関には開閉センサー、リビングには人感、及び温感センサーを標準装備。そのセンサーは、福岡県の会社へつながっています。センサーが異変を感知すると、オペレーションセンターに通達。電話による安否確認が行われます。看護師の有資格者が、多数、在籍するセンターに24時間つながっていることで、高齢者も安心して、ひとり暮らしが送れるといいます。
50年以上住み慣れた一軒家からシニアテックマンションに引っ越した松本広子さん(仮名・88)。
松本広子さん:「(Q.老人ホームは検討しなかった)それは、もう絶対、嫌でしたね。合わないっていうか、縛られる感じがする」
松本さんが入居した部屋は、最初の1年は“見守りサービス”が無料ですが、2年目からは月々16万7100円です。
去年からシニアテックマンションに入居しているという三好悦子さん(80)。住まいは、約15畳の広いテラスがついた1LDKで、月々の費用は20万円ほど。周辺の家賃相場からすると、少し割高です。
三好悦子さん:「『もうちょっと安くならないんですか』って掛け合いましたよ」
それでも入居を決めた背景には、娘さんのある想いがありました。
次女・敦子さん:「(母は)長年、そこそこの一軒家に住んでいたので、あえて歳をとってから苦労をさせることもないので。惨めな思いをしないで、快適に安全に住めるところ」
そして、見つけたのが敦子さんの家に程近い、ペットも連れて来られるシニアテックマンションでした。
三好悦子さん:「終の棲家になると思います。特別なことがない限りは、ここにずっと住んでおこうかなと思っている」
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