ロシアのプーチン大統領はヨーロッパに天然ガスを供給するパイプライン「ノルドストリーム」で起きた爆発によるガス漏れについて、「国際テロ」だと主張、アメリカなどが関与したとの認識を示しました。
ロシア プーチン大統領
「ノルドストリーム1と2の破壊工作は国際テロ行為であることに間違いない」
プーチン大統領は12日、モスクワで行われたエネルギーに関する国際会議でノルドストリームの爆発について「大陸全体のエネルギー安全保障を破壊することが目的だ」と主張。そのうえで、「黒幕はロシアとヨーロッパの関係を断ち切り、エネルギー市場を掌握しようとするものだ」として、アメリカなどが関与したとの認識を示しました。
また、プーチン氏は一方的に併合したウクライナ南部のクリミアとロシアを結ぶ橋で起きた爆発について「ウクライナの情報機関によるテロ行為だ」と改めて強調。
これについて、ロシアの情報機関FSB=連邦保安局は12日、爆発に関与したとしてロシア人ら8人を拘束したほか、トラックに積まれた爆発物は22トンあまりにのぼると発表しています。
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