IMF(=国際通貨基金)は11日、最新の世界経済見通しを発表し、来年の世界全体の成長率の予測を2.7%と、3か月前から0.2ポイント下方修正しました。
IMFは今年の世界全体の経済成長率の予測を3.2%に据え置く一方、来年の成長率の見通しを、3か月前から0.2ポイント下方修正し、2.7%としました。
インフレやロシアのウクライナ侵攻によるアメリカとユーロ圏での経済の落ち込みや、中国の不動産危機の高まりなどが成長が鈍る原因だとしています。
IMFは、アメリカ・EU(=ヨーロッパ連合)・中国の経済は失速を続け、「来年は不況のように感じられるだろう」と予測しています。
来年の国や地域別の成長率では、日本が0.1ポイント、中国が0.2ポイント、ユーロ圏が0.7ポイント、それぞれ下方修正となっています。
(2022年10月12日放送)
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