1日、79歳で亡くなったアントニオ猪木さんは、プロレスラーとしてだけでなく、政治家としても活躍しました。
1989年、46歳の時に「国会に卍(まんじ)固め 消費税に延髄斬り」をキャッチフレーズに、参議院選で初当選。国会で質問に立った際には、こんな一幕もありました。
猪木参院議員(当時):「元気ですか!元気があれば、何でもできる」
山崎力予算委員長(当時):「最初のご発声は元気が出るだけでなく、心臓の悪い方もいらっしゃると思うので、今後はお控え願いたいと思います」
こう言われ否定されても「元気があれば…」は、猪木さんの生き方そのもの。その後も、めげずに自分のスタイルを通し続けました。
猪木参院議員(当時):「元気ですか!元気があれば、じゃんけんにも勝てる」「元気ですか!元気があれば、飯もうまい」「元気ですか!元気があれば、どんな質問もできる」「元気ですか!元気があれば、コンニャクもうまい。何だか分かりますかね」
猪木さんは、こうしておよそ140回も、国会に「元気」を送り続けてきたのです。
その姿勢は、自身が病床にあっても変わりませんでした。
猪木さん:「元気ですかー!!大きな声出したいんですが、今はあんまり大きな声出すとね。一生懸命リハビリに努めて、元気な姿で一日も早く、皆さんにまた、元気ですかを送りたいと思います。どうも!」
猪木さんの通夜と葬儀は家族葬で執り行われ、お別れの会は後日行われる予定です。
(「グッド!モーニング」2022年10月3日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp