ウクライナから避難してきた人達を対象に、無料の健康診断を福岡市医師会が実施しています。
◆医師「一番困ったのは言葉」
ブント・ユリイアさん「健康診断は5年ぶりです」
今年6月、ウクライナの西部テルノーピリから福岡市へ避難してきたブント・ユリイアさんです。20日、福岡市医師会が無料で行っている健康診断を受けました。
小野内科クリニック 案浦美雪院長「まず就職するための検診とかが必要なんだけどそういう手段がない、どこに行っていいのかわからないということですごく悩んでいるという話が最初に出て、一番困ったのはやっぱり言葉、元々日本に住んでいたウクライナの方がボランティア的に来ていただいているんですけど、なかなか体の不調だとか医療用語だとか、そういうのって難しいんだなっていうのがあります」
◆通訳がついて健診
RKB川内信江「今、採血をしています。こういった健診には通訳の方が付いているので、安心して受けられているようです」
小野内科クリニック 案浦美雪院長「特に今回は異常なしで、お仕事するのも異常なしです」
ブント・ユリイアさん「5年ぶりだから自分の体がどうか調べたかった。いろんな検査が受けられて、ありがたいです」
◆福岡市医師会「今後、増やしていく」
ウクライナから避難してきた人たちが今、無料で健康診断が受けられるのは福岡市内ではこのクリニックだけです。今後、福岡市医師会ではこうした医療機関を増やしていくほか、ウクライナで負傷した人のリハビリにも対応できるように準備を進めています。