香川照之主演「宮松と山下」 記憶喪失の男の“主人公ではない人生”を演じ続ける日々… 【30秒予告】

香川照之主演「宮松と山下」 記憶喪失の男の“主人公ではない人生”を演じ続ける日々… 【30秒予告】

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 俳優の香川照之さんの主演映画「宮松と山下」(11月18日公開)の30秒予告が9月21日、公開された。

 予告は、時代劇内で相手に斬りかかる香川さん演じる宮松の姿から始まる。勇ましく踏み込んだものの、あっさり斬られてしまう宮松。その後、ちょんまげ姿でラーメンを食べる姿と「エキストラ俳優、宮松」の文字により、宮松がエキストラとしてドラマ撮影に参加していることがわかる。そこへ尾美としのりさん演じる「谷」と名乗る男が現れたことから物語は不穏な空気に。何者かに押されて頭を強打する男、「12年前、自分を失った」という文字。不安をかきたてる音楽が流れ、キャストの顔とエキストラをしている宮松、意味深な映像が連なる……という展開。

 「宮松と山下」は、“新しい手法が生む新しい映像体験”を標榜し、過去に2本の短編映画がカンヌ国際映画祭から正式招待を受けた監督集団「5月(ごがつ)」が、香川さんを主演に迎えた初の長編映画。

 宮松は端役専門のエキストラ役者。ある日は時代劇で弓矢に打たれ、ある日は大勢のヤクザの一人として路上で撃たれ、またある日はヒットマンの凶弾に倒れ……。来る日も来る日も殺され続けている。真面目に殺され続ける宮松の生活は、派手さはないけれども慎ましく静かな日々。そんな宮松だが、実は彼には過去の記憶がなかった。なにが好きだったのか、どこで何をしていたのか、自分が何者だったのか。なにも思い出せない中、彼は毎日数ページだけ渡される「主人公ではない人生」を演じ続けるのだった……という内容。香川さんの主演最新作となる。

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