高騰する飼料、異常気象による被害、リソース不足、環境保全……農業にまつわる問題は今後、より加速していくと見込まれています。
これらを解決する非常に有効な手段の一つが、バイオテクノロジー作物ですが、日本ではこれまで、議論さえ殆ど行われてきませんでした。
僕たちは今後、日本の気候風土にあわせたバイオテクノロジー作物が開発され、栽培・流通される世界をビジョンとし、様々なアクションを起こしていきます。
本動画は、その宣言です。
◆動画で扱われる用語の解説
◯不耕起栽培耕
うん等農作業の省略・簡略化(これに伴う化石燃料消費の低減)、土壌流亡(後述)の抑制、土壌水分の浸潤性や保水性の維持・向上、有機物の地表層集積、二酸化炭素の固定化等の便益があると考えられています。
◯土壌圧縮
空気や水、微生物の減少により減収、耕作不適な土壌となる可能性がある。
◯土壌流亡(土壌侵食)
土壌は、(中略)物質の循環や生態系の維持を支える役割をはじめ、環境として土壌が果たしている機能は多岐に及びます。土壌侵食によって土壌の機能が損なわれると、食物生産量の落ち込み、水質悪化、生態系の破壊、土地の砂漠化等につながります。また、表土が流出することで植物が育たなくなった土地では、光合成の効果も減少し大気中のCO2が増加していきます。
出典:テムズ中日株式会社 https://eco-word.jp/html/01_seitaikei/se-23.html
◯BT
バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)という細胞を利用した殺虫剤。活性化たん白が消化管(中腸)に存在する特定の結合部位に結合。次いで結合した部位の細胞が破壊され、虫はマヒ状態になり、さらにその傷から、消化管内で芽胞から発芽したBT菌が体腔の中へ侵入感染、虫を死に至らしめる。哺乳類と昆虫では消化管中でのたん白の消化分解メカニズムが異なりますし、哺乳類では殺虫性たん白作用点が存在しないと考えられていること及び各種安全性試験の結果、人を含めた哺乳類への安全性が高いことが確認されている。(一部抜粋、編集)
出典:農薬情報 http://www.greenjapan.co.jp/qa_bt.htm
◯BS(バイオ・スティミュラント)
植物に対する非生物的ストレスを制御することにより気候や土壌のコンディションに起因する植物のダメージを軽減し、健全な植物を提供する新しい技術
出典:JBSA 日本バイオスティミュラント協議会 https://www.japanbsa.com/biostimulant/biostimulant-jbsa.html
◯ゴールデンライス
ビタミンAの前駆物質であるベータカロチンを合成する遺伝子を導入した遺伝子組み換え米。米粒の色が黄色味を帯びていることから 「ゴールデンライス」 と呼ばれている。開発途上国では、年間 150~250万人の小児が、ビタミンAの欠乏によって夜盲症、眼球乾燥症、免疫機能障害の危険にさらされており、これを解決する手段としての期待が大きいが、環境保護団体や市民活動により研究開発や栽培が阻害されている現状がある。
◯スギ花粉症緩和米
現在日本人の約15%にあたる1700万人もの人が花粉症だといわれ、その数は年々増加しています。花粉症の予防的治療や対症療法には様々なものがありますが、どれも完全とは言えません。毎日のご飯を食べることで、スギ花粉症の治療ができれば、より簡単で安全です。このような考えから、開発されているのがスギ花粉症緩和米です。現在、医薬品としての実用化に向け、2015年よりヒトにおける臨床試験が始まっています。
出典:バイテク情報普及解 https://cbijapan.com/faq/industry/27/
◯ワクチン成分を作るコメ
遺伝子組み換え技術を用いて、コメにコレラのワクチン成分を作らせる研究が進んでいます。この技術が実用化されれば、従来のように注射器や薬を保管する冷蔵設備を使用することなく、低コストで多くの感染症を予防、治療できると注目されています。また、アルツハイマー病に対する「食べるワクチン」としての実用化を目指した、アミロイドベータタンパク質を生成する遺伝子組み換え米の研究も行われています。
出典:バイテク情報普及解 https://cbijapan.com/faq/industry/27/
#農業 #バイオテクノロジー作物 #GM作物 #ゲノム編集
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トゥリーアンドノーフ株式会社
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僕たちは、鳥取県鳥取市で、米と野菜を生産する農業法人です。
2012年に法人設立して活動を開始しました。当初は「固定種」「有機農法(露地栽培)」「大規模生産」の3つをテーマに活動していましたが失敗。テーマから「固定種」を外しました。その後、小松菜に栽培品目を絞り、年間述べ20haを栽培。BLOF理論その他科学的視点を取り入れて失敗の原因を探りながら取り組みましたが、近年の異常気象ともいえる天候の影響は大きく、「有機農業」からも撤退。現在は、「適地適作」を重視し、水稲栽培に軸足を変えました。1000haを目標に農地集積も進めています。
巷にあふれる農業の情報は、現場の実態やニーズと乖離していることが多いと感じています。このYouTubeチャンネルでは、「僕たち農家が、本当に見たい・知りたいと思う動画を撮る」というコンセプトで動画配信しております。
We’re TREE&NORF, a professional farmer in Japan, producing rice, and vegetables. “Quality”, “Science”, and “Sustainability” are important things in our business. We’ll make a food-productivity-model that able to take over to our next generation. On YouTube, we want to have a relationship with the world farmer beyond any wall of language, farming culture/method, and prejudice.