理化学研究所は、泣いている赤ちゃんを泣き止ませ、さらに眠らせる効果的な方法について科学的に分析した結果を発表しました。
研究では、生後7か月以下の泣いている赤ちゃん21人とその母親を対象に、▼「抱っこして歩く」、▼「抱っこして座る」、▼「ベッドに置く」、▼「ベビーカーに乗せて前後に動かす」の4つの条件で調べました。
それぞれの動きを30秒間行った際、▼抱っこして歩くと▼ベビーカーに乗せて前後に動かした場合、ほとんどの赤ちゃんが泣き止んだということです。さらにその赤ちゃんを5分間抱っこして歩いたところ、およそ半数が眠ったということです。
この結果について理研は、ほ乳類の生存本能である「輸送反応」が関係しているとしています。「輸送反応」とは、外敵が迫る危険な状況で親が子どもを運ぶ際、子が騒がず親に協力するとされるものです。
理研は、赤ちゃんの泣き止みや寝かしつけには「輸送反応」を利用することが効果的としています。
一方、親の腕の中で眠った赤ちゃんが最も目覚めやすいのは、親から体が離れるタイミングで、それを防ぐためには、眠り始めから座って5分~8分待ってベッドに赤ちゃんを置くことで起きにくくなることが分かりました。
理研は今後、赤ちゃんの状態に合わせて育児をサポートするアプリの開発も考えているということです。
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