赤ちゃんを、どうやって泣きやませるのか。
子育て世代の悩みを解決する方法を、科学の力が解明した。
いったい、どうやるのだろうか?
東京・葛飾区にある「キャンディパーク保育園」。
楽しい給食が終わり、まもなくお昼寝タイムを迎える時間。
ところが…。
「泣くのが仕事」ともいわれる赤ちゃん。
ですが、なかなか泣きやまない時は、親にとっては大きなストレスに…。
20代・子ども1歳「近所迷惑にならないかなと。頑張ってあやしはするが、泣きやまないとダメな母親と思われちゃうかなって」
40代・子ども9カ月「なかなかうまくいかない。時間とかの戦い」
30代・子ども3カ月「絵本を見せるか、YouTubeを見せるか、ひたすら抱っこ。反町隆史の『POISON』を聴かせるとか、全くダメだった」
この、永遠の課題ともいわれる“赤ちゃんを泣きやます効果的な方法”を、理化学研究所が解明したと発表した。
いったい、どうやって泣きやませるのか。
理化学研究所が公開した映像。
お母さんが立ち上がり、歩き始めると、ぴたりと泣きやんだ。
研究の結果、抱っこして5分以上歩くと泣きやみ、寝付きやすくなることを発見したという。
理化学研究所は、赤ちゃん21人と母親などを対象に研究し、激しく泣く赤ちゃんを抱っこして5分以上歩くと、全員が泣きやんだという。
さらに、およそ半数の赤ちゃんが寝たという。
保育の現場で聞いてみると…。
キャンディパーク保育園・益田知美施設長「乳児さんに関しては、座ってるより動いている方が、揺れていたりする方が安心するのか、泣きやむことは確かにあります」
すでに、抱っこして動くことは実践しているよう。
今回の研究結果について聞くと…。
キャンディパーク保育園・益田施設長「聞いた時はびっくりしました。新人の先生たちにも教えていきたいと思います。(保護者にもおすすめ?)おうちで時間がある場合は、おすすめしていきたい」
お母さんたちからも期待の声が。
30代・子ども9カ月「そしたら5分やってみようと思います。5分で泣きやむなら、やってみてもいいかな」
30代・子ども1歳4カ月「5分という意識をしていなかったので、今後は5分という意識もしてみる」
なぜ、この方法で泣きやむのか。
研究によると、哺乳類の赤ちゃんが、移動中に親が運びやすいようにおとなしくなる本能が影響しているという。
こうした研究は、多くの子育て世代にとって助けとなりそう。
FNNプライムオンライン
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