アメリカのオバマ元大統領は8日、気候変動問題を話し合う国連の会議「COP26」で演説し、政治的な問題よりも温暖化対策を優先すべきと訴えました。
アメリカ・オバマ元大統領「日々の政治よりも優先すべきものが一つある。それは気候変動だ」
オバマ氏はこのように述べ、政治的な問題を乗り越えて、各国が協力すべきと訴えました。
また、中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領がCOPを欠席したことについては「落胆した」などと批判しました。
一方、オバマ政権時に採択された温暖化対策の枠組み「パリ協定」からトランプ前大統領が離脱したことについては、「進歩を止めるものだった」と悔しさをにじませました。
オバマ氏はまた、若い世代がデモなどを通して声をあげていることについて、「あなたたちには怒る権利がある」として、政治家に圧力をかけ続けるよう呼びかけています。
(2021年11月9日放送)
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