大阪・堺市で、自殺を偽装するなどして弟や父親を殺害した罪などに問われている女の裁判員裁判が始まり、起訴内容について女は、「わたしからは何も申し上げることはございません」と述べた。
会社役員の足立朱美被告(48)は4年前、堺市の自宅で父親の富夫さんにインスリンを過剰に投与し、低血糖脳症で殺害したうえ、弟の聖光さんを練炭で殺害した殺人などの罪に問われている。
22日、大阪地裁で開かれた初公判で朱美被告は、「わたしからは何も申し上げることはございません」と同じ言葉を繰り返し、弁護側は「すべて争います」と主張した。
一方、検察側は「被告は富夫さんにインスリンを注射し、被告による犯行を疑った聖光さんを殺害した」と指摘した。
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