夏の風物詩の1つ「花火」の仕組みを、実験を通じて理解し、子供たちに科学に興味をもってもらおうという理科教室が、秋田県羽後町で開かれた。
実験教室は、子供たちに理科を身近に感じてもらおうと、羽後高校が毎年この時期に開いていて、3日は町内の小学生15人が参加した。
テーマは夏の風物詩「花火」。
赤や青などさまざまな花火の色が、炎色反応と呼ばれる金属に当てた炎の色が変化する現象によって作られていることを学んだ。
続いて子供たちが挑戦したのは「線香花火」作り。
作り方は、鉄粉を薬包紙で包み、細長く折っていく。そして、鉄粉をこぼさないようにねじれば完成だ。
子供たちがピンセットで挟み、先生が火をつけると、おなじみの線香花火のような美しい火花がパチパチと飛び散り、歓声が上がった。
参加した児童:
「ちょっと熱かったけれど、線香花火みたいで面白かった」
参加した児童:
「自分で家の道具で花火ができることが分かった。夏休みの実験としてやってみたい」
参加した児童:
「たくさんのことが分かったし、うまく花火を作ることができて良かった。もっと科学に近づきたい」
羽後高校は、催しを通じて、地域の子供たちと高校との連携を強めていきたいと話している。