豊田市にある取水施設明治用水頭首工で大規模な漏水が起きた問題で復旧に向けた検討委員会は７月２６日、漏水の原因となる水の通り道が確認できたと明らかにしました。
検討委員会によりますと、水の通り道が見つかったのは流水を制御する「堰（せき）」の、もっとも左岸側にある支柱周辺です。
川底のたコンクリートの一部が壊れたことで地下に幅およそ５．８メートル、高さおよそ１．８メートルの空洞ができ、そこから水が下流側に流れ込んでいるということです。
堰（せき）の下の大部分には止水板（しすいばん）と呼ばれる鉄板が埋め込まれていますが、左岸側には止水板が打ち込まれていない場所があったということです。
対策として、堰（せき）の支柱の補強や新たな堰（せき）の建設などが検討されていますが、漏水発生の前の状態に戻すには少なくとも２年以上かかる見通しです。
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