東京・東村山市の訪問介護事業所が、利用者が部屋から出られないようにドアを紐で縛るなどの虐待をしたとして、都から処分を受けました。
処分を受けたのは東村山市の「訪問介護事業所ミライエ」です。
都によりますと、親会社が運営するサービス付き高齢者住宅で訪問介護を行っていましたが、去年9月からの1カ月間ドアノブと廊下の手すりをひもで縛って利用者が部屋から出られなくしたり、夏ごろに数日間にわたり部屋の水道の元栓を閉めて水分が摂れないようにしたりするなどの虐待を行っていました。
去年10月に、関係者から東村山市に通報があり、発覚しました。
虐待は事業所の責任者が職員に対して指示を出していて、都の聞き取りに対し「徘徊や失禁の対応を減らしたかった」などと話しているということです。
虐待を受けた60代から90代の男女4人の利用者に健康などへの影響は報告されていません。
また、実際には行っていないサービスを提供したと嘘の記録を作成して、市などからおよそ170万円を不正に受け取ったということです。
都は事業所に対し、16日付で10月1日からの3カ月間事業停止とする処分命令を出しました。
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