シンガポールを訪問中の岸防衛大臣は中国の魏鳳和国防大臣と会談し、中国が軍事的な圧力を強めていることに改めて懸念を伝えました。
岸防衛大臣は、ロシアと中国の爆撃機が日本周辺で共同飛行を繰り返していることについて「改めて重大な懸念を伝達した」と述べました。
また、ロシアによるウクライナ侵攻について、「断じて認められない」と指摘したうえで、国連安全保障理事会の常任理事国として中国に責任ある役割を果たすよう求めました。
尖閣諸島周辺での活動についても強い懸念を伝え自制を求めたほか、台湾問題については「台湾海峡の平和と安定が国際社会にとっても重要だ」と指摘しました。
会談は1時間以上におよびましたが、議論はかみ合わず、平行線に終わったということです。
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