花角知事が『住んでよし訪れてよしの新潟』を目指す中、長岡市に訪れたくなる体験型の宿泊施設が7月にオープンします。県外や海外に向けた発信拠点となることが期待される施設を、取材しました。
長岡市にオープンする、食に特化した宿泊施設『HAKKO HOUSE』
【桶屋美圭アナウンサー】
「(入店)お邪魔します。中に入ると、早速大きなオブジェが出迎えてくれるんですが、こちらには明治から昭和にかけて県内で使われていた暮らしに関わる道具が展示されていて、目を引きます」
安田瓦や県産杉などを使用し、リノベーションされたこの施設。県内7店舗の飲食店を展開する会社が、雪国ならではの食文化『発酵』に焦点を当てて作った宿泊施設です。
【SUZU GROUP 鈴木将 代表取締役】
「発酵食品の魅力を伝えていく場所であったりとか、発酵は微生物がつながりあって広がっていくということもあるので、そういった“発酵的な場所”になれたらいいなと思って」
そんなHAKKO HOUSEは、飲食店のノウハウを生かした、こんな活用方法も…
【桶屋美圭アナウンサー】
「キッチンには、新潟の発酵食品である味噌・麹・醤油などがあり、全て自由に使うことができます」
【SUZU GROUP 鈴木将 代表取締役】
「こういうものは、実際にお店に行くと全部買わなければいけないので、こういうのでちょっとずつ味をみてもらって」
さらに、シェフを招くプランや、蔵や食材の産地をめぐるツアーも計画。
アフターコロナを見据え、県内・県外にとどまらず、長期滞在する外国人観光客の取り込みを強化したい考えです。
【SUZU GROUP 鈴木将 代表取締役】
「僕らの当たり前の暮らしが、きっと海外の人からすると、すごく豊かなことだと思うので、それを実体験してもらえるような場所にしていきたい」
新潟の豊かな食文化を世界へ…
【SUZU GROUP 鈴木将 代表取締役】
「何が大事かって、外から評価されることが僕は大事だと思っているので、そうすることで地元の人たちがもっと地元の食材に誇りや自信を持つと思うので…それを小さい一棟貸しの施設ですけど、何かきっかけを作りたい」
6月中旬から予約の受付が始まり、7月1日にオープンする予定です。