30日にSNSで急上昇し、番組が注目したワードは「歯科検診」です。政府が来月上旬に取りまとめる「骨太の方針」に「国民皆歯科検診」を目指す方針が盛り込まれることが分かりました。その目的です。
歯が健康かどうか知るのに欠かせない歯科検診。皆さんは定期的に受けていますか。
39歳女性:「3カ月に1回歯科検診。手紙が歯医者から来るのでそのタイミングで」
21歳女性:「基本的には受けてない。金のことを気にして」
国の調査では、過去1年間に歯の検診を受けた人は5割ほどにとどまっているのが現状です。
そうしたなか、政府は国民全員の歯の定期健診実現に向け、取り組んでいく方針が明らかになりました。
目的は国の医療費を抑えるためです。
歯と体の病気。実は意外な関係性が。
ルカデンタルクリニック・小林瑠美院長:「どれだけ入院日数が長引くかは、歯のケアをしているかによって決まる」
自分の歯を多く残す人は、健康状態を維持できるといいます。実際、83歳の女性は・・・。
83歳の女性:「素晴らしい歯だから、100歳まで生きられると医者に言われた。何でも食べられるでしょ。この間も鋸山に娘が連れて行ってくれて登ってきた」
一方、こちらの女性は・・・。
87歳の女性:「この間最後の1本がダメになって今、治療中。60代までは虫歯も何もなかった。歯槽膿漏(のうろう)になってガタガタと全部だめに」「(Q.もし定期検診を受けていたら?)もう遅いですよね」
ただ歯を失うだけではありません。歯の病気を放置することで他の病気を誘発する恐れがあるというのです。
ルカデンタルクリニック・小林瑠美院長:「歯周病菌が全身を巡ることで脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞とか循環器のリスクも高まる」
思わぬ病気の併発を防ぐためにも半年に1度は検診を受け、歯を健康に保ってほしいといいます。
54歳の男性:「歯はほとんど残っている。あの世に行く直前まで極力、歯を残したい」
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