バイデン大統領の台湾を巡る発言などで批判を強める中国では、クアッドの首脳会合をどう見ているのでしょうか。
(千々岩森生記者報告)
中国政府ですが、クアッドに対して「色眼鏡で、根拠のない非難をするな」と、牽制(けんせい)しています。
中国はクアッドが、中国の強引な海洋進出に懸念を示したことに対して「小さなグループを作り、陣営対立することこそが海洋秩序への脅威だ」と、牽制しています。
ただ、24日は台湾問題がメインではなく、さらにクワッドにインドが参加していることもあってか少し批判のトーンを一段下げた印象です。
中国政府内で、このところよく出てくるワードがあります。
「アジア版NATO」という言い方です。
NATO(北大西洋条約機構)はウクライナ侵攻で、ロシアに対する強力な軍事同盟だと中国は実感しています。
そして、その「アジア版」ができることに神経を非常に尖らせています。
24日のクアッドも、そして23日に発足したIPEFについても中国は「アジア版NATO」の一環とみて、強く警戒しています。
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