アメリカでは26日、気になるデータが公表されました。およそ3億3200万人が暮らしているアメリカで、国内のおよそ6割の人が新型コロナに感染した可能性があるというのです。
CDC(=疾病対策センター)は2021年9月から2022年2月にかけて血液サンプルについての分析を実施しました。その結果、新型コロナの抗体保有率は全人口の57.7%にのぼったといいます。(2022年2月時点)
これまでに報告されているアメリカの感染者数はおよそ8100万人で、全人口の24%ほど。感染が報告されている倍以上の人が抗体を持っている計算になります。
また、17歳以下の感染は推計でおよそ75%で、CDCはこれについて、子どものワクチン接種率が低かったことを原因にあげています。
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こうした中、アメリカの製薬大手ファイザーは26日、ワクチンの追加接種について、5歳から11歳を対象とした緊急使用許可をFDA(=食品医薬品局)に申請したと発表しました。
現在、ワクチンの追加接種は12歳以上を対象としています。ファイザーが行った臨床試験では、2回目の接種から6か月が経過した子どもに追加接種をしたところ、オミクロン株に対する抗体の量が36倍に増加したといいます。
また、安全性についても特段の懸念は認められなかったということで、緊急使用の許可を申請したということです。(2022年4月27日放送「news every.」より)
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