ロシアによる軍事侵攻から2カ月となり、ロシア軍がウクライナ東部などで攻勢を強める中、市民の犠牲は増え続けている。
ウクライナ各地で攻撃が続いていて、南部の港湾都市オデーサでは23日、ロシア軍のミサイル攻撃により、住宅などが被害を受けた。
ロシア軍は、アメリカなどから提供された武器の保管施設を攻撃したと主張しているが、ウクライナ側によると、この攻撃で、生後3カ月の赤ちゃんを含む8人が死亡した。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領「(オデーサで)生後3カ月の女の子が亡くなった。想像できますか? くず野郎だ! ほかになんと呼べばいいんだ!」
こうした中、ウクライナのゼレンスキー大統領は、アメリカのブリンケン国務長官やオースティン国防長官が、軍事侵攻から2カ月となる24日に首都キーウを訪れると明らかにした。
ロシア軍は、21日に南東部の要衝、マリウポリの制圧を宣言し、今後は、ウクライナの東部や南部の完全な支配を目指す方針を示していて、戦闘が長期化する懸念が高まっている。
ウクライナ側は、欧米諸国にさらに武器を提供するよう求めていて、徹底抗戦する構えだが、市民の犠牲は拡大し続けている。
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