3月28日の午後1時すぎ、大阪市の議会で、セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ大使が、オンラインで演説を行い、ロシアの軍事侵攻によって深刻な人道危機が引き起こされていると訴えました。
(セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ大使)
「みなさん、こんにちは。駐日ウクライナ大使です。ウクライナは非常につらい時期に直面しています。その中で日本国民の皆さまがウクライナと共にあるのは非常にうれしいです。これは普通の戦争ではなく大量虐殺です。女性・子ども・お年寄りが主に犠牲になっています。攻撃されているのは、住宅や学校、病院、幼稚園などです」
また、大阪市がウクライナからの避難民に対して、市営住宅の確保や子どもの学校への受け入れを決めるなど、受け入れ体制を整備していることに感謝を述べました。
(セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ大使)
「どうぞよろしくお願いします。おおきに」
演説終了後、大阪市の松井一郎市長は、次のように感想を語りました。
(大阪市 松井一郎市長)
「『戦争じゃない、虐殺』と言っていたので。亡くなっているのが一番かわいそうな子どもたち。せっかく生まれて来たのに、訳もわからない間に気付いたらミサイルの餌食になるわけでしょ。何と言うのかな、同情とかそういう言葉ではもう軽すぎるなと」
松井市長は「戦争の応援はできないが復興のプロセスで支援はしたい」という考えを重ねて強調しました。
大阪府庁で演説に耳を傾けていた吉村洋文知事も、人道支援に引き続き力を入れていく考えを示しました。
(大阪府 吉村洋文知事)
「自治体においてできることというのは本当に少ないですが、人道支援や避難民の方を受け入れて、なんとか祖国を追われて祖国に戻れるまでの間、避難民の方を受け入れる。自治体にできる数少ないことの一つだと思っています」
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